姫樣ひいさま)” の例文
新字:姫様
子守こもりがまた澤山たくさんつてた。其中そのなか年嵩としかさな、上品じやうひんなのがおもりをしてむつつばかりのむすめ着附きつけ萬端ばんたん姫樣ひいさまといはれるかく一人ひとりた。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
平民かと問へば何うござんしようかと答ふ、そんなら華族と笑ひながら聞くに、まあ左樣おもふて居て下され、お華族の姫樣ひいさまが手づからのお酌、かたじけなくお受けなされとて波々とつぐに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふつさりとむすんでさげたその姫樣ひいさまおびくはへたり、くちをなめたりして、落着おちついたふうでじやれてゐるのを、附添つきそひが、つとつけて、びツくりして、しつ! といつてひやつた。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
平民へいみんかとへばうござんしようかとこたふ、そんなら華族くわぞくわらひながらくに、まあ左樣さうおもふてくだされ、お華族くわぞく姫樣ひいさまづからのおしやく、かたじけなく御受おうけなされとて波々なみ/\とつぐに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)