トップ
>
堤防
>
ていぼう
ふりがな文庫
“
堤防
(
ていぼう
)” の例文
尤
(
もつと
)
も
道路
(
どうろ
)
或
(
あるひ
)
は
堤防
(
ていぼう
)
が
搖
(
ゆ
)
り
下
(
さが
)
りに
因
(
よ
)
つて
地割
(
ぢわ
)
れを
起
(
おこ
)
すこともあるが、それは
單
(
たん
)
に
開
(
ひら
)
いたまゝであつて、
開閉
(
かいへい
)
を
繰返
(
くりかへ
)
すものではない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
堤防
(
ていぼう
)
にも人が一杯である。そしてすべての群衆は、川中に行われつつある何事かを、一心に注視しているのであった。
死者を嗤う
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
はじめから
死
(
し
)
んでいるも
同然
(
どうぜん
)
な
街
(
まち
)
の
建物
(
たてもの
)
や、
人間
(
にんげん
)
などの
造
(
つく
)
った
家
(
うち
)
や、
堤防
(
ていぼう
)
やいっさいのものは、
打衝
(
ぶつか
)
っていっても、ほんとうに
死
(
し
)
んでいるのだから
張
(
は
)
り
合
(
あ
)
いがない。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この公用とは
所謂
(
いわゆる
)
公儀
(
こうぎ
)
(幕府のことなり)の
御勤
(
おつとめ
)
、江戸
藩邸
(
はんてい
)
の諸入費、
藩債
(
はんさい
)
の利子、
国邑
(
こくゆう
)
にては
武備
(
ぶび
)
城普請
(
しろぶしん
)
、
在方
(
ざいかた
)
の
橋梁
(
きょうりょう
)
、
堤防
(
ていぼう
)
、
貧民
(
ひんみん
)
の救済手当、藩士文武の
引立
(
ひきたて
)
等、これなり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
さっき、病院に出かけるときには、ふかい闇につつまれていた
堤防
(
ていぼう
)
の上に、小さいランタンが幾つとなくゆれている。それが子供の出生に何かふかい
関係
(
かんけい
)
があるように思われてきた。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
▼ もっと見る
三人は南の
堤防
(
ていぼう
)
にたどりついてみますと、東、北、西の三方を山でかこまれた池は、それらの山と、まっ白な雲をうかべているばかりで、あたりには、人のけはいがまるでありません。
いぼ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
おりよく、それが
貨車
(
かしゃ
)
であったからたいした
負傷者
(
ふしょうしゃ
)
はなかったけれど、
貨車
(
かしゃ
)
は
幾台
(
いくだい
)
となく
壊
(
こわ
)
れて、
田
(
た
)
の
中
(
なか
)
に
埋
(
う
)
まったり、
堤防
(
ていぼう
)
の
上
(
うえ
)
に
転覆
(
てんぷく
)
したりして、たいへんな
騒
(
さわ
)
ぎになりました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“堤防”の解説
堤防(ていぼう)とは、人家のある地域に河川や海洋の水が浸入しないように、河岸や海岸、運河に沿って土砂を盛り上げた治水構造物のことである。一部は、土手(どて)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
堤
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
防
常用漢字
小5
部首:⾩
7画
“堤防”で始まる語句
堤防伝
堤防工事