四日目よつかめ)” の例文
それから二三日は、代助も門野かどのも平岡の消息をかずにごした。四日目よつかめ午過ひるすぎに代助は麻布あざぶのあるいへへ園遊会に呼ばれてつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
兩名りやうめい炭燒すみやきが、同一おなじ雪籠ゆきごめつてふうめられたやうになり、二日ふつか三日みつか貯蓄たくはへもあつたが、四日目よつかめから、あは一粒ひとつぶくちにしないで、くまごと荒漢等あらをのこら山狗やまいぬかとばかりおとろへ、ひからせて
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ある日曜にちえうひる宗助そうすけひさりに、四日目よつかめあかながすため横町よこちやう洗湯せんたうつたら、五十ばかりあたまつたをとこと、三十だい商人あきんどらしいをとこが、やうやはるらしくなつたとつて、時候じこう挨拶あいさつはしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)