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四人
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よったり
ふりがな文庫
“
四人
(
よったり
)” の例文
そして蜘蛛の夫婦と子供にそれがうつりました。そこで
四人
(
よったり
)
は足のさきからだんだん
腐
(
くさ
)
れてべとべとになり、ある日とうとう雨に流れてしまいました。
蜘蛛となめくじと狸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
北の
金
(
かね
)
さん
宅
(
とこ
)
は口の重い人達ばかり、家族中で歌の一つも歌おうと云う
稲公
(
いねこう
)
は砲兵に、春っ子は小学校に往って居るので、
爺
(
おやじ
)
、長男長女、三男の
四人
(
よったり
)
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その
四人
(
よったり
)
もネ、塾にいるうちだけで、
外
(
ほか
)
へ出てからはネ、口程にもなく両親に圧制せられて、みんなお嫁に
往
(
い
)
ッたりお
婿
(
むこ
)
を取ッたりしてしまいましたの。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
四人
(
よったり
)
はこの関係で約二年足らず過ごした。すると菅沼の卒業する年の春、菅沼の母と云うのが、田舎から遊びに出て来て、しばらく清水町に泊っていた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
やっぱり近所に住んでいたが、みんな
後家
(
ごけ
)
さん——後家さんはお
母
(
っか
)
さん一人で、あとは
老嬢
(
おうるどみす
)
だったのかも知れないが、女ばかり
四人
(
よったり
)
してキチンと住んでいた。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
お
前
(
めえ
)
が死んでしまえば役人に主人にお
父
(
とっ
)
さんにお前と
四人
(
よにん
)
が死なゝけりゃアなるめえから、己が一人死んでも
四人
(
よったり
)
助かる方が割じゃアねえか、だから己の云う事を聞いておくれ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
で四時頃になりますと遊猟に行った先生たちは
四人
(
よったり
)
とも帰って来たです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「おい仙吉、これから
四人
(
よったり
)
でお酒盛りをしようじゃないか」
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
皆
(
みんな
)
で
四人
(
よったり
)
。」
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで
四人
(
よったり
)
は足のさきからだんだん腐れてべとべとになり、ある日たうとう雨に流れてしまひました。
洞熊学校を卒業した三人
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
四人
(
よったり
)
はよそをあと回しにして、第一に「森の女」の
部屋
(
へや
)
にはいった。与次郎が「あれだ、あれだ」と言う。人がたくさんたかっている。三四郎は入口でちょっと
躊躇
(
ちゅうちょ
)
した。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
心持
(
こゝろもち
)
ばかりの
追善供養
(
ついぜんくよう
)
を致しやして、良人に命があらば、
何卒
(
どうぞ
)
帰って親子
四人
(
よったり
)
顔が合わしていと、無理な
願掛
(
がんが
)
けをして居りやんした、此の観音さまは
上手
(
じょうず
)
な
彫物師
(
ほりものし
)
が国へ来た時
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
勘爺さんが
頷
(
うなず
)
いた。「然だ/\、
手代
(
てがわ
)
りでやるだな。野良番が
四人
(
よったり
)
に、此家の作代に、
俺
(
おら
)
が家の作代に、それから石山さんの作代に、それから、七ちゃんでも
舁
(
か
)
いてもらうべい」
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
私の
朋友
(
ほうゆう
)
なんぞは、教育の有ると言う程有りゃアしませんがネ、それでもマア普通の教育は
享
(
う
)
けているんですよ、それでいて貴君、西洋主義の解るものは、二十五人の内に
僅
(
たった
)
四人
(
よったり
)
しかないの。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
次に、
容色
(
きりょう
)
だって十人並より
可
(
い
)
いじゃありませんかと梅子が云った。これには父も兄も異議はなかった。代助も賛成の
旨
(
むね
)
を告白した。
四人
(
よったり
)
はそれから高木の品評に移った。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そこで
四人
(
よったり
)
の男たちは、てんでにすきな方へ向いて、声を
揃
(
そろ
)
えて叫びました。
狼森と笊森、盗森
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
代助の右隣には自分と同年輩の男が
丸髷
(
まるまげ
)
に
結
(
い
)
った美くしい細君を連れて来ていた。代助はその細君の横顔を見て、自分の近付のある芸者によく似ていると思った。左隣には男連が
四人
(
よったり
)
ばかりいた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“四人”の意味
《名詞》
四 人(よにん、よたり、よったり)
人が、四の数であること。
(出典:Wiktionary)
四
常用漢字
小1
部首:⼞
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“四人”で始まる語句
四人許
四人姉妹
四人様
四人目
四人家内
四人組の踊り