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周圍
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ぐるり
ふりがな文庫
“
周圍
(
ぐるり
)” の例文
新字:
周囲
其の影はカツキリと長く流に映ツてゐた。兩岸の家や藏の
白堊
(
はくあ
)
は、片一方は薄暗く片一方はパツと輝いて、
周圍
(
ぐるり
)
の山は大方雪を
被
(
かぶ
)
ツてゐた。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
と言ひつゝ、藤の蔓を取り、少し飛び上りては
周圍
(
ぐるり
)
の樹に开を纏ひつかせ、又下りては又他の蔓を持ち上り、开を鄰の樹に纏ひつかせなどす。
花枕
(旧字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
一隊
(
いつたい
)
三十
有餘名
(
いうよめい
)
の
三年
(
さんねん
)
以來
(
いらい
)
の
馴染
(
なじみ
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は、
別
(
わかれ
)
を
惜
(
をし
)
まんとて、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
の
周圍
(
ぐるり
)
を
取卷
(
とりま
)
いたが、
誰
(
たれ
)
も
一言
(
いちごん
)
も
發
(
はつ
)
する
者
(
もの
)
が
無
(
な
)
い、
中
(
なか
)
には
感慨
(
かんがい
)
極
(
きはま
)
つて、
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
した
者
(
もの
)
もあつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
彼
(
かれ
)
はさうして
再
(
ふたゝ
)
びきよろ/\と
周圍
(
ぐるり
)
を
見
(
み
)
た。
勘次
(
かんじ
)
は
幾
(
いく
)
つかの
小山
(
こやま
)
を
形
(
かたち
)
づくつた
灰
(
はひ
)
へ
藁
(
わら
)
や
粟幹
(
あはがら
)
でしつかと
蓋
(
ふた
)
をした。
彼
(
かれ
)
はそれを
田
(
た
)
や
畑
(
はた
)
へ
持
(
も
)
ち
出
(
だ
)
さうとしたので、
雨
(
あめ
)
に
打
(
う
)
たせぬ
工夫
(
くふう
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
圍
部首:⼞
12画
“周”で始まる語句
周囲
周章
周
周防
周旋
周匝
周章狼狽
周瑜
周到
周泰