)” の例文
旧字:
そして国内で穫れたものだけを売り捌かせますので、その国内だけでは、豊作、凶作に拘らず、農作物の値段は適当に保たれます。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
主人しゆじん細君さいくん説明せつめいによると、この織屋おりやんでゐるむら燒石やけいしばかりで、こめあはれないから、やむくはゑてかひこふんださうであるが、餘程よほどまづしいところえて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「淀と申せば、淀、枚方ひらかた、伏見などのよしあしは、よくれておるか。運上もれておるか」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「僕のところでもさっぱり何もれなかった」
(新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
米もあわれないから、やむを得ずくわを植えてかいこを飼うんだそうであるが、よほど貧しい所と見えて、柱時計を持っている家が一軒だけで、高等小学へ通う小供が三人しかないという話であった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)