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双六谷
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すごろくだに
ふりがな文庫
“
双六谷
(
すごろくだに
)” の例文
えゝ、
一寸
(
ちよいと
)
お
引合
(
ひきあ
)
はせ
申
(
まを
)
しまする。
此
(
この
)
男
(
をとこ
)
が
其
(
そ
)
の、
明日
(
みやうにち
)
双六谷
(
すごろくだに
)
の
途中
(
とちゆう
)
まで
御案内
(
ごあんない
)
しまするで。さあ、
主
(
ぬし
)
、お
知己
(
ちかづき
)
に
成
(
な
)
つて
置
(
お
)
けや。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
噂によれば、
金木戸川
(
きんきどがわ
)
の上流、
双六谷
(
すごろくだに
)
にも人に知られない、相当大きな湖水があり、その周囲には、水狐族の、これも立派な町があり、そうして依然二種族は、憎み合っているということである。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と
私
(
わたし
)
の
掌
(
てのひら
)
を
開
(
あ
)
けさせて、ころりと
振
(
ふ
)
つて
乗
(
の
)
せたのは、
忘
(
わす
)
れもしない、
双六谷
(
すごろくだに
)
で、
夫婦
(
ふうふ
)
が
未来
(
みらい
)
の
有無
(
ありなし
)
を
賭
(
かけ
)
為
(
し
)
やうと
思
(
おも
)
つて
買
(
か
)
つた
采
(
さい
)
だつたんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
東京
(
とうきやう
)
に
帰
(
かへ
)
つて
後
(
のち
)
、
呼
(
よ
)
べば
応
(
こた
)
へて
顕
(
あら
)
はるゝ、
双六谷
(
すごろくだに
)
の
美女
(
たをやめ
)
の
像
(
ざう
)
を、
唯
(
たゞ
)
目
(
め
)
を
開
(
ひら
)
いて
見
(
み
)
るやうに、すら/\と
刻
(
きざ
)
み
得
(
え
)
た。
麻袋
(
あさふくろ
)
の
鑿
(
のみ
)
小刀
(
こがたな
)
は、
如意
(
によい
)
自在
(
じざい
)
に
働
(
はたら
)
く。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
双
常用漢字
中学
部首:⼜
4画
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
“双六”で始まる語句
双六
双六盤
双六巌
双六磐
双六温泉