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友人
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ともだち
ふりがな文庫
“
友人
(
ともだち
)” の例文
よくツケ/\と人を
圧迫
(
おしつ
)
ける様な
物言
(
ものいひ
)
をする癖があつて、多少の学識もあり、村で健が
友人
(
ともだち
)
扱ひをするのは此男の外に無かつた。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
今は亡き
数
(
かず
)
の美妙斎を始め、紅葉、緑雨、二葉亭などの逸事を書いた内田魯庵氏は、
友人
(
ともだち
)
の台所の小遣帳から晩飯の
菜
(
さい
)
まで知りぬいてゐるのが自慢で
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
『お前にも
阿母
(
おつか
)
さんにも
迷惑
(
めいわく
)
は掛け無い。わしの
友人
(
ともだち
)
が来て知らぬ
間
(
ま
)
に
連
(
つ
)
れ出したとお言ひ。』
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
ところで窩人と山の獣とは、ほとんど
友人
(
ともだち
)
の仲であった。決して両個は敵同士ではなかった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
廿年から東京に住居致しておりながら、交際とて、人間が、互ひに嘘をつきあいの、それが何になる事ぞと。
友人
(
ともだち
)
一人ないを自慢の気質には、私が身の落着きを、安心の
首途
(
かどで
)
にして。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
▼ もっと見る
処が、例の難波戦記を貸して
呉
(
く
)
れた友人ね、其お
友人
(
ともだち
)
に智慧を付けられて貸本屋へ借りに行くことを覚えたのです。併し塾に居るんですから、ナカ/\きびしくつて外出をさせません。
いろ扱ひ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ああ、昔の
友人
(
ともだち
)
と競争した時代から見ると、私も余程これで変ったんですなア
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
隨分
(
ずゐぶん
)
故郷
(
こきよう
)
の
空
(
そら
)
の
懷
(
なつ
)
かしくなつた
事
(
こと
)
も
度々
(
たび/\
)
あつた——
昔
(
むかし
)
の
友人
(
ともだち
)
の
事
(
こと
)
や——
品川灣
(
しながはわん
)
の
朝景色
(
あさげしき
)
や——
上野淺草
(
うへのあさくさ
)
邊
(
へん
)
の
繁華
(
にぎやか
)
な
町
(
まち
)
の
事
(
こと
)
や——
新橋
(
しんばし
)
の
停車塲
(
ステーシヨン
)
の
事
(
こと
)
や——
回向院
(
ゑこうゐん
)
の
相撲
(
すまふ
)
の
事
(
こと
)
や——
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
縁日
(
えんにち
)
の
事
(
こと
)
や——
萬
(
よろづ
)
朝報
(
てうほう
)
の
佛蘭西
(
フランス
)
小説
(
せうせつ
)
の
事
(
こと
)
や——
錦輝舘
(
きんきくわん
)
の
政談
(
せいだん
)
演説
(
えんぜつ
)
の
事
(
こと
)
や——
芝居
(
しばゐ
)
の
事
(
こと
)
や
浪花節
(
なにはぶし
)
の
事
(
こと
)
や
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
友
常用漢字
小2
部首:⼜
4画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“友”で始まる語句
友
友達
友誼
友禅
友染
友情
友禅縮緬
友仙
友吉
友禪