思いどおりにたっぷりと中ぐしをとってしまうと、がぜん十八番の右門流が、もうその次の瞬間から、小出しにされだしたのです。
十八番の題目を進展させにかかったけれど、今日は相手が今までになくいらいらして、いっこう注意を払おうとしないのに気がついた。
「ええ。そうなんです。足の夢は新東さんの十八番なんで……ヘエ。どうぞあしからずってね……ワハハハハハハハ」
「また十八番がはじまったねえ。それはそうだろうけれど、両国の小屋では、何をやっておいでだときいているのさ」
“十八番”の解説
十八番(じゅうはちばん、おはこ)とは、もっとも得意な芸や技のこと。転じて、その人がよくやる動作やよく口にすることば。その人のくせ。数字は常に漢数字表記にするのが正しく、アラビア数字表記は誤り。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“十八番”で始まる語句