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假名
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かな
ふりがな文庫
“
假名
(
かな
)” の例文
新字:
仮名
ガラツ八は時々
懷
(
ふところ
)
を覗いて、
假名
(
かな
)
で書いて貰つた口上書を
辨慶
(
べんけい
)
讀みにし乍ら、斯う言つた聲を張り上げました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
向
(
むか
)
うて
筋違
(
すぢつかひ
)
、
角
(
かど
)
から二
軒目
(
けんめ
)
に
小
(
ちひ
)
さな
柳
(
やなぎ
)
の
樹
(
き
)
が一
本
(
ぽん
)
、
其
(
そ
)
の
低
(
ひく
)
い
枝
(
えだ
)
のしなやかに
垂
(
た
)
れた
葉隱
(
はがく
)
れに、一
間口
(
けんぐち
)
二
枚
(
まい
)
の
腰障子
(
こししやうじ
)
があつて、一
枚
(
まい
)
には
假名
(
かな
)
、一
枚
(
まい
)
には
眞名
(
まな
)
で
豆腐
(
とうふ
)
と
書
(
か
)
いてある。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それで
又
(
また
)
珍
(
めづ
)
らしくなつて、
一旦
(
いつたん
)
伏
(
ふ
)
せたのを
又
(
また
)
開
(
あ
)
けて
見
(
み
)
ると、
不圖
(
ふと
)
假名
(
かな
)
の
交
(
まじ
)
らない
四角
(
しかく
)
な
字
(
じ
)
が二
行
(
ぎやう
)
程
(
ほど
)
並
(
なら
)
んでゐた。
夫
(
それ
)
には
風
(
かぜ
)
碧落
(
へきらく
)
を
吹
(
ふ
)
いて
浮雲
(
ふうん
)
盡
(
つ
)
き、
月
(
つき
)
東山
(
とうざん
)
に
上
(
のぼ
)
つて
玉
(
ぎよく
)
一團
(
いちだん
)
とあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「待て/\、
假名
(
かな
)
が四つ、本字が三つぢや手の付けやうがない。何にか順序があるだらう」
銭形平次捕物控:135 火の呪ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
結構な
鼈甲
(
べつかふ
)
の肌に、引つ掻きのやうな、
假名
(
かな
)
文字のやうなものが見えますね
銭形平次捕物控:169 櫛の文字
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
八五郎は
頤
(
あご
)
で拍子を取り乍ら、恐ろしく
下手
(
へた
)
な
假名
(
かな
)
文字を讀みだします。
銭形平次捕物控:171 偽八五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
穴の中で見付けた手紙も、この男が書いてお兼のお
類
(
るゐ
)
に渡したに相違ありませんが、平次はそれと感付きながら、わざと
假名
(
かな
)
を書かせて、
窮屈
(
きうくつ
)
さうに手筋を變へて書く源助の樣子を觀察したのでした。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
幹助は無筆と言つてゐるが實は
假名
(
かな
)
文字くらゐは書ける。
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「日本の字だつてやがる。それは
假名
(
かな
)
だよ」
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と、怪しい
假名
(
かな
)
で書くのです。
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
假
部首:⼈
11画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“假名”で始まる語句
假名文字
假名書
假名垣魯文
假名文
假名遣