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來掛
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きかゝ
ふりがな文庫
“
來掛
(
きかゝ
)” の例文
さして
來掛
(
きかゝ
)
るを
近寄
(
ちかより
)
見
(
み
)
れば
紛
(
まが
)
ふ方なき千太郎成ければ是はと思ひし久八よりも千太郎は
殊更
(
ことさら
)
に
驚怖
(
おどろ
)
きしが
頭巾
(
づきん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
女中
(
ぢよちう
)
の
方
(
はう
)
は、
前通
(
まへどほ
)
りの
八百屋
(
やほや
)
へ
行
(
ゆ
)
くのだつたが、
下六番町
(
しもろくばんちやう
)
から、
通
(
とほり
)
へ
出
(
で
)
る
藥屋
(
くすりや
)
の
前
(
まへ
)
で、ふと、
左斜
(
ひだりなゝめ
)
の
通
(
とほり
)
の
向側
(
むかうがは
)
を
見
(
み
)
ると、
其處
(
そこ
)
へ
來掛
(
きかゝ
)
つた
羅
(
うすもの
)
の
盛裝
(
せいさう
)
した
若
(
わか
)
い
奧
(
おく
)
さんの
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
然程
(
さるほど
)
に畔倉重四郎は鎌倉屋金兵衞の
子分
(
こぶん
)
八田掃部練馬藤兵衞三加尻茂助の三人を
伴
(
ともな
)
ひ我が
家
(
や
)
を出て
元栗橋
(
もとくりばし
)
へと急ぎ行く程なく
來掛
(
きかゝ
)
る利根川堤
早瀬
(
はやせ
)
の
波
(
なみ
)
は
水柵
(
しがらみ
)
に打寄せ
蛇籠
(
じやかご
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
聞
駕籠
(
かご
)
を雇ひて
打乘
(
うちのり
)
萬澤
(
まんざは
)
の廻り道へ
來掛
(
きかゝ
)
るを見て小猿は仁左衞門に向ひ
是
(
これ
)
は必ず
能
(
よき
)
鳥
(
とり
)
なれば五兩や十兩には
有付
(
ありつく
)
べしと云を
聞
(
きゝ
)
傍
(
そば
)
より三吉は面白し/\
彼奴
(
きやつ
)
を威して
取
(
とら
)
んと
駈
(
かけ
)
出すを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
來
部首:⼈
8画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“來”で始まる語句
來
來年
來合
來懸
來給
來世
來方
來日
來出
來客