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仏
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ぼとけ
ふりがな文庫
“
仏
(
ぼとけ
)” の例文
旧字:
佛
八歳か
九歳
(
くさい
)
の時か、とにかくどちらかの秋である。陸軍大将の
川島
(
かわしま
)
は
回向院
(
えこういん
)
の
濡
(
ぬ
)
れ
仏
(
ぼとけ
)
の
石壇
(
いしだん
)
の前に
佇
(
たたず
)
みながら、
味
(
み
)
かたの軍隊を
検閲
(
けんえつ
)
した。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「は、は、は……佐原屋さん、ひどい目にあいなすったね。それじゃア濡れ鼠どころじゃない、まるで、
濡
(
ぬ
)
れ
仏
(
ぼとけ
)
だ」
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
しかし彼らがひとたび化銀杏の下を通り越すや
否
(
いな
)
や急に
古
(
ふ
)
る
仏
(
ぼとけ
)
となってしまう。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
わざわざ城下へ出て行って、
生命
(
いのち
)
の
握飯
(
むすび
)
とかいうものを、
餓死
(
うえじに
)
しそうな人達へ振る舞ってやるということじゃ。それで城下の馬鹿どもはお前を如来の産まれ変わりだの
活
(
い
)
き
仏
(
ぼとけ
)
だのと云うそうじゃ
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
私と日名子氏とだけが浜脇で下車して、そこの腰掛茶屋で蠅のたかっておるすしと生卵で腹をこしらえ、
金比羅
(
こんぴら
)
山の南北両方面にある横穴
即
(
すなわ
)
ちカンカン
仏
(
ぼとけ
)
の横穴およびその附近の横穴を一見した。
別府温泉
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
濡
(
ぬ
)
れ
仏
(
ぼとけ
)
を
建立
(
こんりつ
)
いたしたという。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一度の経験でも
御多分
(
ごたぶん
)
には
洩
(
も
)
れん。
箔屋町
(
はくやちょう
)
の大火事に
身代
(
しんだい
)
を
潰
(
つぶ
)
した旦那は板橋の一つ半でも
蒼
(
あお
)
くなるかも知れない。
濃尾
(
のうび
)
の震災に
瓦
(
かわら
)
の中から掘り出された
生
(
い
)
き
仏
(
ぼとけ
)
はドンが鳴っても念仏を
唱
(
とな
)
えるだろう。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“仏(
仏陀
)”の解説
仏陀(佛陀、ぶつだ、ぶっだ、sa: बुद्ध、Buddha(ブッダ))は、仏(ぶつ)やほとけとも称され、悟りの最高位「仏の悟り」を開いた人を指す。歴史的には実在した釈迦を意味する。
(出典:Wikipedia)
仏
常用漢字
小5
部首:⼈
4画
“仏”を含む語句
南無阿弥陀仏
仏陀
仏国
念仏
新仏
仏性
仏家
仏法
仏壇
大仏
仏像
金仏
生仏
仏心
仏語
石仏
仏手柑
活仏
仏果
盧遮那仏
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