“濃尾”の読み方と例文
読み方割合
のうび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし日本では濃尾のうび震災の刺戟によって設立された震災予防調査会における諸学者の熱心な研究によって、日本に相当した耐震建築法が設定され
颱風雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
流れる筏に沿ってずっと下流に来ると、北と西から揖斐川いびがわ藪川やぶかわの水も合して、そこに水脈縦横のだだッ広い洲が見渡される。濃尾のうび両国の州界である。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三陸の海嘯つなみ濃尾のうびの地震之を称して天災といふ、天災とは人意の如何いかんともすべからざるもの、人間の行為は良心の制裁を受け、意思の主宰に従ふ、一挙一動皆責任あり
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)