“揖斐川”の読み方と例文
読み方割合
いびがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流れる筏に沿ってずっと下流に来ると、北と西から揖斐川いびがわ藪川やぶかわの水も合して、そこに水脈縦横のだだッ広い洲が見渡される。濃尾のうび両国の州界である。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こっちへ来るというので道中も余所よそとは違って、あの、長良川、揖斐川いびがわ、木曾川の、どんよりと三条みすじ並んだ上を、晩方通ったが、水が油のようだから、汽車の音もしないまでに
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
にわかに、揖斐川いびがわてまえの牛牧うしまき附近に兵馬をとどめた。そして勝家と幕僚たちは、村社のある林の中で
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)