“揖斐”の読み方と例文
読み方割合
いび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美濃みの揖斐いび郡の山村では、十一月の三日が、氏神の出雲から還りたまう日であって、お神楽かぐられと称して天気がよく荒れる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その地蔵が稲葉郡鏡島村にあり、同郡北長森村にもあり、揖斐いび郡谷汲村にも、同郡大和村にもあって、すこぶる多いのは、その地方の特色と見てよい。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
桑名をながれる揖斐いび川の水は、今も秋くれば蒼いのにあの万橘の「桑名の殿様」がもう、東京という都会からは、歓迎されずに亡びてゆくか?と考えたら、それも
寄席行灯 (新字新仮名) / 正岡容(著)