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揖斐
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いび
ふりがな文庫
“
揖斐
(
いび
)” の例文
美濃
(
みの
)
の
揖斐
(
いび
)
郡の山村では、十一月の三日が、氏神の出雲から還りたまう日であって、お
神楽
(
かぐら
)
荒
(
あ
)
れと称して天気がよく荒れる。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
その地蔵が稲葉郡鏡島村にあり、同郡北長森村にもあり、
揖斐
(
いび
)
郡谷汲村にも、同郡大和村にもあって、すこぶる多いのは、その地方の特色と見てよい。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
桑名をながれる
揖斐
(
いび
)
川の水は、今も秋くれば蒼いのにあの万橘の「桑名の殿様」がもう、東京という都会からは、歓迎されずに亡びてゆくか?と考えたら、それも
寄席行灯
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
古い家じゃが
名代
(
なだい
)
で。
前
(
せん
)
には大きな女郎屋じゃったのが、旅籠屋になったがな、部屋々々も昔風そのままな
家
(
うち
)
じゃに、奥座敷の
欄干
(
てすり
)
の外が、海と一所の、
大
(
いか
)
い
揖斐
(
いび
)
の
川口
(
かわぐち
)
じゃ。白帆の船も通りますわ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
オノネ 美濃
揖斐
(
いび
)
郡の山間の村で、オノネというのは、「からむし」の根のことである。
晒
(
さら
)
して粉にして食用に供した。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
蟹五郎 美濃の国には、名だたる
揖斐
(
いび
)
川。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しずかに唱えればしずかに立ち、責め念仏といって急いで唱えると、泡もこれに応じてたくさんに浮んだという話であります。(諸国里人談。岐阜県
揖斐
(
いび
)
郡谷汲村)
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
美濃の
揖斐
(
いび
)
川上流の徳山村でも、おらぬはずはないのだがムジナという名は知らない。
狸とムジナ
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
美濃
揖斐
(
いび
)
郡徳山村大字戸入字岩ゴロ
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
美濃
揖斐
(
いび
)
郡坂内村大字広瀬字大草履
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
揖
漢検準1級
部首:⼿
12画
斐
漢検準1級
部首:⽂
12画
“揖斐”で始まる語句
揖斐川
揖斐郡