下枝しづえ)” の例文
戯曲の方は、老婦人下枝しづえ子を主人公としたものであるが、小説の方は、その孫娘梨枝子を第一の主要人物とした。
これは下枝しづえから下枝を渡つて歩いて、時には四五羽その長い愛らしい尾をつらねてゐるのを見る。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
上枝ほつえに八尺の勾璁の五百津の御統の玉を取りけ、中つ枝に八尺やたの鏡を取りけ、下枝しづえ白和幣しろにぎて青和幣あをにぎてを取りでて一五、この種種くさぐさの物は、布刀玉の命太御幣ふとみてぐらと取り持ちて
に搖れていよよ木高こだかき影見れば下枝しづえもふかく曳きにけるかな
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
山かげのなら木原きはら下枝しづえにも山蚕やまこが居りて鳥知らざらむ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
打水が、樹々の下枝しづえの葉のさき
こはまた、下枝しづえの風にのりて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
無際の上枝ほつえ下枝しづえを火のから
それでも木蔭こかげ下枝しづえには
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
に揺れていよよ木高こだかき影見れば下枝しづえもふかく曳きにけるかな
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
下枝しづえは 人取りらし
うなだるる下枝しづえうらき
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
木末こぬれの鴉ややにりつつ下枝しづえに下り遂に根方のに下りむとす
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
下枝しづえは ひなを負へり。
玉蘭はくれん木末こずゑより散りやすけらし下枝しづえの花ぞ日に照らひつつ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
小筑波や山毛欅ぶな下枝しづえの若萠に蛙ころろぐこゑのさやけさ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
末ほそく下枝しづえ引き張るたけ高きヒマラヤ杉は冬によき杉
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
末ほそく下枝しづえ引き張るたけ高きヒマラヤ杉は冬によき杉
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
下枝しづえには寒き蔕のみ数ましぬこずゑの柿のいとど赤くて
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
花深くあか椿つばき下枝しづえさへ光るばかりを上にも上にも
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
花深くあか椿つばき下枝しづえさへ光るばかりを上にも上にも
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さはあれど、暮れまど下枝しづえのゆらぎ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さはあれど、暮れまど下枝しづえのゆらぎ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
またくいま暮れはてし下枝しづえのゆらぎ……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)