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上句
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あげく
ふりがな文庫
“
上句
(
あげく
)” の例文
いろいろ考えたその
上句
(
あげく
)
、博士の専門の考古学を、
此方
(
こっち
)
で一つ利用してやろうと、斯う思ったので苦心して、いろいろ細工をやりました。
木乃伊の耳飾
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
是非四日まで辛抱せんかと、
兎
(
と
)
さま
角
(
こう
)
さま思ひ煩ひし
上句
(
あげく
)
、終に四日の方に勝たれ、力無く障子を立て、又元の座に直りぬ。
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
馬
(
うま
)
を
附
(
つ
)
けるのに
手間
(
てま
)
が
取
(
と
)
れるとかと
力
(
りき
)
んで、
上句
(
あげく
)
には、
何
(
いつ
)
も
黙
(
だま
)
れとか、
彼
(
か
)
れこれ
云
(
い
)
うな、とかと
真赤
(
まっか
)
になって
騒
(
さわぎ
)
を
返
(
かえ
)
す。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
さうよ、でも此の新聞社などは
少
(
す
)
こし毛色が変はつてるから、貧乏な代りに余り非道も
遣
(
や
)
らねいが、外の社と来たら驚いちまはア、さんざん腹こき使つた
上句
(
あげく
)
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
それは
邂逅
(
たまさか
)
の事で、大方は下坐敷でお政を相手に
無駄
(
むだ
)
口を
叩
(
たた
)
き、或る時は花合せとかいうものを手中に
弄
(
ろう
)
して、
如何
(
いかが
)
な真似をした
上句
(
あげく
)
、
寿司
(
すし
)
などを取寄せて
奢散
(
おごりち
)
らす。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
みんなが自分をどやし付ける。
上句
(
あげく
)
の果に縛られる。そこへ巡査がやって来る。それから警察。それから牢屋! 牢屋じゃァ無い刑務所だ。その刑務所の鉄格子……。
人間製造
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その夜文三は
断念
(
おもいき
)
ッて叔母に詫言をもうしたが、ヤ
梃
(
てこ
)
ずったの梃ずらないのと言てそれはそれは……まずお政が今朝言ッた厭味に輪を懸け枝を添えて百
万陀羅
(
まんだら
)
并
(
なら
)
べ立てた
上句
(
あげく
)
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
上句
(
あげく
)
には、
何
(
いつ
)
も
默
(
だま
)
れとか、
彼
(
か
)
れ
此
(
こ
)
れ
云
(
い
)
ふな、とかと
眞赤
(
まつか
)
になつて
騷
(
さわぎ
)
を
返
(
かへ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
(間)はい、紅い薔薇の送り主を話せとおっしゃるなら、話さぬものでもござりませぬが、あのお話し申したその
上句
(
あげく
)
、あさはかな迷信だとお笑いなさりょうかと思いまして……。
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
句
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“上”で始まる語句
上
上手
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