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一寸法師
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いつすんぼし
ふりがな文庫
“
一寸法師
(
いつすんぼし
)” の例文
有がたう御座いますと濟まして行く顏つき背さへあれば人串戲とて恕すまじけれど、
一寸法師
(
いつすんぼし
)
の生意氣と爪はぢきして好い
嬲
(
なぶ
)
りものに烟草休みの話しの種成き。
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
百人前
(
ひやくにんまへ
)
の
仕事
(
しごと
)
をしたからとつて
褒美
(
はうび
)
の
一
(
ひと
)
つも
出
(
で
)
やうでは
無
(
な
)
し、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
一寸法師
(
いつすんぼし
)
の
言
(
い
)
はれつゞけで、それだからと
言
(
い
)
つて
一生
(
いつしやう
)
經
(
た
)
つても
此
(
この
)
身長
(
せい
)
が
延
(
の
)
びやうかい
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
有
(
あり
)
がたう
御座
(
ござ
)
いますと
澄
(
す
)
まして
行
(
ゆ
)
く
顏
(
かほ
)
つき
身長
(
せい
)
さへあれば
人
(
ひと
)
串戯
(
じようだん
)
とて
恕
(
ゆる
)
すまじけれど、
一寸法師
(
いつすんぼし
)
の
生意氣
(
なまいき
)
と
爪
(
つま
)
はじきして
好
(
い
)
い
嬲
(
なぶ
)
りものに
烟草休
(
たばこやす
)
みの
話
(
はな
)
しの
種
(
たね
)
なりき。
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
急ぎ足に
沓脱
(
くつぬぎ
)
へ下りて格子戸に添ひし雨戸を明くれば、お氣の毒さまと言ひながらずつと這入るは
一寸法師
(
いつすんぼし
)
と仇名のある町内の暴れ者、傘屋の吉とて持て餘しの小僧なり
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
急
(
いそ
)
ぎ
足
(
あし
)
に
沓脱
(
くつぬぎ
)
へ
下
(
お
)
りて
格子戸
(
かうしど
)
に
添
(
そ
)
ひし
雨戸
(
あまど
)
を
明
(
あ
)
くれば、お
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
さまと
言
(
い
)
ひながらずつと
這入
(
はい
)
るは
一寸法師
(
いつすんぼし
)
と
仇名
(
あだな
)
のある
町内
(
ちやうない
)
の
暴
(
あば
)
れ
者
(
もの
)
、
傘屋
(
かさや
)
の
吉
(
きち
)
とて
持
(
も
)
て
餘
(
あま
)
しの
小僧
(
こぞう
)
なり
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“一寸法師”の解説
一寸法師(いっすんぼうし)は、日本の伽話の一つ。現在伝わっている話は御伽草子に掲載されたものが元となっている。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“一寸”で始まる語句
一寸
一寸々々
一寸見
一寸角
一寸試
一寸前後
一寸目
一寸位
一寸先
一寸刻