“めだき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女滝50.0%
女瀧25.0%
雌滝25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流るる音さえ別様に、泣くか、うらむかとも思われるが、あわれにも優しい女滝めだきじゃ。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
男瀧をだきはうはうらはらで、いしくだき、つらぬいきほひ堂々だう/\たる有様ありさまぢや、これが二つくだんいはあたつて左右さいうわかれて二すぢとなつてちるのがみて、女瀧めだきこゝろくだ姿すがた
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
して水上みなかみは、昨日きのふ孤家ひとつや婦人をんなみづびたところおもふと、せい女瀧めだきなかのやうな婦人をんな姿すがた歴々あり/\、といてると巻込まきこまれて、しづんだとおもふとまたいて
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それはきますよ、水でなけりゃいけません、湯では本当の修行になりませんな……白骨の温泉の雌滝めだきに打たれるより、この水で冷した方が、そりゃ利き目がありますよ」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)