“巻込”の読み方と例文
旧字:卷込
読み方割合
まきこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あしわすれたか投出なげだした、こしがなくば暖簾のれんてたやうにたゝまれさうな、年紀としそれて二十二三、くちをあんぐりやつた上唇うはくちびる巻込まきこめやう、はなひくさ、出額でびたひ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「龍介の小僧は海狼ふたり巻込まきこまれたから、もう多分今時分は魚の餌食えじきだろうぜ」
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
して水上みなかみは、昨日きのふ孤家ひとつや婦人をんなみづびたところおもふと、せい女瀧めだきなかのやうな婦人をんな姿すがた歴々あり/\、といてると巻込まきこまれて、しづんだとおもふとまたいて
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)