“まきこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捲込40.0%
槇子25.0%
卷込25.0%
巻込10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにあのくるくると巻かれた口、あの口はたしかにこの世のものではありません。あれは悪魔の口です、恐ろしい因果を捲込まきこんだ口なんですよ
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
あんた、槇子まきこさんと呼ばれると、ときどき、返事をしはぐるでしょう。……ははあ偽名をつかっているんだな、ってそう思っていたの。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しやあはれな勞働者は其の唄のをはらぬうち惡魔あくまのやうな機械の運轉うんてん渦中くわちう身躰からだ卷込まきこまれて、唄の文句もんくの其のとほり、ながくもない生涯しようがいをはりげたのではあるまいか。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「龍介の小僧は海狼ふたり巻込まきこまれたから、もう多分今時分は魚の餌食えじきだろうぜ」
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)