“槇子”の読み方と例文
読み方割合
まきこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある日、社交室の満座のなかで、槇子まきこがキャラコの由来を披露したので、みなが腹をかかえて笑い、思いつきのいいのに感服した。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あんた、槇子まきこさんと呼ばれると、ときどき、返事をしはぐるでしょう。……ははあ偽名をつかっているんだな、ってそう思っていたの。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
秋作氏のそばには、ついこの夏、結婚したばかりの従姉いとこ槇子まきこしとやかに寄り添い、そのとなりに、長六閣下の白い毬栗頭どんぐりあたまが見えている。