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槇子
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まきこ
ふりがな文庫
“
槇子
(
まきこ
)” の例文
ある日、社交室の満座のなかで、
槇子
(
まきこ
)
がキャラコの由来を披露したので、みなが腹をかかえて笑い、思いつきのいいのに感服した。
キャラコさん:01 社交室
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
あんた、
槇子
(
まきこ
)
さんと呼ばれると、ときどき、返事をしはぐるでしょう。……ははあ偽名をつかっているんだな、ってそう思っていたの。
キャラコさん:03 蘆と木笛
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
秋作氏のそばには、ついこの夏、結婚したばかりの
従姉
(
いとこ
)
の
槇子
(
まきこ
)
が
淑
(
しと
)
やかに寄り添い、そのとなりに、長六閣下の白い
毬栗頭
(
どんぐりあたま
)
が見えている。
キャラコさん:11 新しき出発
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
槇子
(
まきこ
)
と
麻耶子
(
まやこ
)
。
梓
(
あずさ
)
さんをはじめ五人のやんちゃなお嬢さんたち。秋作氏。
久世
(
くぜ
)
氏。
保羅
(
ぽうる
)
さんに
礼奴
(
れいぬ
)
さん。四人の科学者たち。それから、まだ続々。
キャラコさん:11 新しき出発
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
次の日、
晩餐
(
ディナー
)
の時間になっても、
槇子
(
まきこ
)
がなかなか帰って来ない。時計は、もう、七時をうちかけている。
キャラコさん:01 社交室
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
……それから、秋作さん、あなた、気の毒だけど、
槇子
(
まきこ
)
さんにつき添って行って、入用なもの、薬局で買って来て、ちょうだい。寝ていたら、かまわずたたき起こしなさい。
キャラコさん:11 新しき出発
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
槇子
(
まきこ
)
が、胸のうえに手を組みあわせ、グレース・ムーアのように気取りながら唄い終ると
キャラコさん:01 社交室
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ここまで書いたところで、
槇子
(
まきこ
)
さんから電話がかかって来ましたの。別にたいしたことではありません。お夕食のお
招
(
まね
)
きよ。でも、それは
明日
(
あす
)
のことですから、休まずに続けますわ。
キャラコさん:08 月光曲
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
イヴォンヌさんにしろ、
従姉妹
(
いとこ
)
の
槇子
(
まきこ
)
や
麻耶子
(
まやこ
)
にしろ、日本女学園のやんちゃな五人組。……また、叔父の秋作や
立上
(
たてがみ
)
氏。いま、ちょっとした過失の
贖罪
(
しょくざい
)
をしているあの気の弱い佐伯氏。
キャラコさん:09 雁来紅の家
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
槇
部首:⽊
14画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“槇子”で始まる語句
槇子姉妹