“みやく/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
脈々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火入ひいれにべた、一せんがおさだまりの、あの、萌黄色もえぎいろ蚊遣香かやりかうほそけむりは、脈々みやく/\として、そして、そらくもとは反對はんたいはうなびく。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
うつゝぜめとかまをすのに、どら、ねうばち太鼓たいこ一齊いちどきたゝくより、かねばかりですから、餘計よけい脈々みやく/\ひゞいて、とほつて、くるしさつたら、に三注射ちうしやはりされます
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
何心なにごころなく、はしを、キリ/\と、手許てもとへ、しぼると、蜘蛛くものかはりにまぼろしあやつて、脈々みやく/\として、かほでたのは、薔薇ばらすみれかとおもふ、いや、それよりも、唯今たゞいまおもへば、先刻さつきはなにほひです
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)