“みゃくみゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脈々50.0%
脉々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二言三言ふたことみこと、その礼をのべている時だった。なにごとか、にわかに、陣々に脈々みゃくみゃくたる兵気がみなぎってきたかと思うと、本陣へ京都からの早馬の急使がきて、秀吉に、時ならぬ急報をつげた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪の深い、うつろ渓底たにぞこへ、吊されて下りたように悪寒おかんが身を襲って来た。頭の中で鉛を煮るように、熱く、重く、苦しくなった。手足の脉々みゃくみゃくは、飛び上るようにずきりずきり打ち初めた。
悪魔 (新字新仮名) / 小川未明(著)