脈々みゃくみゃく)” の例文
二言三言ふたことみこと、その礼をのべている時だった。なにごとか、にわかに、陣々に脈々みゃくみゃくたる兵気がみなぎってきたかと思うと、本陣へ京都からの早馬の急使がきて、秀吉に、時ならぬ急報をつげた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)