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ひきちが
ふりがな文庫
“ひきちが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
引違
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引違
(逆引き)
わが眼の前に絶えず
彷彿
(
ちらつ
)
く怪しの影を捉えて、一心不乱に筆を染めた結果、
何
(
ど
)
うやら
斯
(
こ
)
うやら
其
(
そ
)
の
真
(
しん
)
を写し得て、
先
(
ま
)
ず
大略
(
あらまし
)
は
出来
(
しゅったい
)
した頃、
丁度
(
ちょうど
)
私と
引違
(
ひきちが
)
えて
彼
(
か
)
の別荘へ避暑に出かけた貴族エル
何某
(
なにがし
)
が
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
黒縮緬
(
くろちりめん
)
の
一
(
ひと
)
ツ
紋
(
もん
)
の
羽織
(
はおり
)
を
着
(
き
)
て
足袋
(
たび
)
跣足
(
はだし
)
、
男
(
をとこ
)
は
盲縞
(
めくらじま
)
の
腹掛
(
はらがけ
)
、
股引
(
もゝひき
)
、
彩
(
いろどり
)
ある
七福神
(
しちふくじん
)
の
模樣
(
もやう
)
を
織
(
お
)
りたる
丈長
(
たけなが
)
き
刺子
(
さしこ
)
を
着
(
き
)
たり。これは
素跣足
(
すはだし
)
、
入交
(
いりちが
)
ひになり、
引違
(
ひきちが
)
ひ、
立交
(
たちかは
)
りて
二人
(
ふたり
)
とも
傍目
(
わきめ
)
も
觸
(
ふ
)
らず。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
よしやお
文
(
ふみ
)
が
千通
(
せんつう
)
來
(
こ
)
やうと
行
(
ゆき
)
さへせねばお
互
(
たが
)
ひ
疵
(
きず
)
には
成
(
な
)
るまいもの、もう
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
歸
(
かへ
)
りませう、
歸
(
かへ
)
りませう、
歸
(
かへ
)
りませう、
歸
(
かへ
)
りませう、えゝもう
私
(
わたし
)
は
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つたと
路
(
みち
)
引違
(
ひきちが
)
へて
駒下駄
(
こまげた
)
を
返
(
かへ
)
せば
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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