“七福神”の読み方と例文
読み方割合
しちふくじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文晁ぶんちょうの絵は七福神しちふくじん如意宝珠にょいほうしゅの如き趣向の俗なるものはいふまでもなく、山水または聖賢の像の如き絵を描けるにもなほ何処にか多少の俗気を含めり。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
尾張・三河の方面では三月のひなの節供の日に、やはり米の団子をもってたい鶴亀つるかめ七福神しちふくじんまでも製作した。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
黒縮緬くろちりめんひともん羽織はおり足袋たび跣足はだしをとこ盲縞めくらじま腹掛はらがけ股引もゝひきいろどりある七福神しちふくじん模樣もやうりたる丈長たけなが刺子さしこたり。これは素跣足すはだし入交いりちがひになり、引違ひきちがひ、立交たちかはりて二人ふたりとも傍目わきめらず。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)