“はんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繁昌72.8%
半畳12.0%
繁盛8.0%
樊城4.0%
殷盛0.8%
殷賑0.8%
煩擾0.8%
犯状0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廻船業は繁昌はんじょうするので、その廻船によって商いする問屋はだんだん殖え、大阪で二十四組、江戸で十組にもなった。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
目ざましい繁昌はんじょうを約束するようなその界隈かいわいは新しいものとふるいものとの入れまじりで雑然紛然としていた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いかにも艶冶えんやな桃色の中へ心までとろけいったさまで、新助の半畳はんじょうなどには耳を貸している風もない。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、私が半畳はんじょうを入れるのに対して、博士はあるいはそうかも知れん、と、あっさり答えて、盃を干すのであった。
ザザ虫の佃煮 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
下士の内職なるものようや繁盛はんじょうを致し、最前さいぜんはただすぎひのき指物さしもの膳箱ぜんばこなどを製し
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
奥に松山を控えているだけこの港の繁盛はんじょうは格別で、分けても朝は魚市うおいちが立つので魚市場の近傍の雑踏は非常なものであった。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
樊城はんじょうの包囲は完成した。水も漏らさぬ布陣である。関羽はその中軍に坐し、夜中ひんぴんと報じてくる注進を聞いていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今は挽回ばんかいの工夫もない。全面的な敗北だ。関平と廖化はやむなく樊城はんじょうへ奔った。そして関羽の前へ出るや、
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その銀座街頭、両々相対峙して、万引多きを売上高のバロメーターとして誇り、T署の刑事を予算超過に増員しても追付かぬ殷盛はんじょうに、不景気挽回策如何いかんなんて論説を書く経済学者
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
高等衣裳店スチュディオ、昼夜銀行に電気射撃、賭博館や劇場やと、至れり尽せりの近代設備が櫛比しっぴして、誠に目を驚かすばかりの殷賑はんじょう、昼は犬を連れて氷河のそばで five o'clock tea
開拓ノコトよろシク漸ヲもっテソノ成功ヲ責メ、官吏ヲ減ジ、煩擾はんじょうヲハブキ、仁政ヲ施シ、人心ヲ安ンジ、賦税ヲ軽クスルニアリ。諸藩支配ノ地コトゴトクこれヲ朝廷ニ収メ、奥羽寒冷ノ地ノ民ヲ移シテ、空隙くうげきノ地ニミタスベシ、今、朝廷数十万が財ヲステ、開拓ノ資ニ供スルモ、得ルトコロ失フトコロヲ償ハズ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
伊賀いが上野うえのは旧藤堂とうどう侯の領分だが藩政の頃犯状はんじょうあきらかならず、去迚さりとて放還ほうかんも為し難き
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)