“いんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隠棲43.3%
隠栖28.3%
殷盛10.0%
隕星6.7%
印西3.3%
陰晴3.3%
允誠1.7%
陰霽1.7%
隱栖1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はこの家の周囲から閑居とか隠棲とかいふ心持に相応した或る情趣を、幾つか拾ひ出し得てから、妻にむかつてかう言つた。
羅摩これを見て大いに悔い、二子にその国をち、恒河の隠栖修道して死んだというのが一伝で、他に色々と異伝がある。
此処の市は殷盛なものであった。場所も大きく、市の立て方も昔風で、集る者も売る品も純粋で混り気の少いものであった。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
を離れた時には一握りの銀末に過ぎない。それが見る見る大きさを増して、隕星のように白い尾を長く引きながら、音も立てずにまっしぐらに落として来る。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
浜野氏に請うて看ることを得た由緒書に拠れば、角兵衛、初め津之助と称す、名は知雄頼雄の孫、時朗の子で、印西流弓術を以て阿部家に仕へ、此年六十九歳になつてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
陰晴定りなき感情の悲天の下に、或は泣き、或は笑ひて、茫々数年の年月をせしが、予の二十一歳に達するや、予が父は突然予に命じて、遠く家業たる医学を英京竜動に学ばしめぬ。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そのほか、済北の鮑信允誠とか、西涼の馬騰とか、北平の公孫瓚とか、宇内の名将猛士の名は雲の如くで、袁紹の兵は到着順とあって、第十七鎮に配せられた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陰霽常なきこの山としては幸運な天気とつていい。それに、登山軌道の出来ない前には、旅人は皆、馬車に乗り、驢馬に乗り、山の頂近くなると徒歩し、難渋して登山したものである。
ヴエスヴイオ山 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
自分の最も恐れてゐた飮友達も、いつ出來るともなく出來て來た。斯くて初めに願つてゐた隱栖といふ生活とは違つた朝夕がいつともなしに送らるゝ樣になつてゐたのだ。
樹木とその葉:04 木槿の花 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)