“印西”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんせい66.7%
いんざい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義民木内宗五郎で有名な甚兵衛の渡場わたしのある処は、印西いんせいという処であるが、その印西の渡場から西へ十町ばかり往った処に、位牌田いはいだと云う田がある。
位牌田 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
浜野氏に請うて看ることを得た由緒書に拠れば、角兵衛、初め津之助と称す、名は知雄ともを頼雄よりをの孫、時朗ときあきらの子で、印西いんせい流弓術を以て阿部家に仕へ、此年六十九歳になつてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これを本朝弓道の中祖、斯界の人々仰がぬ者なく、日置流より出て吉田よしだ流あり、竹林ちくりん派、雪荷せっか派、出雲いづも派あり、下って左近右衛門さこんえもん派あり、大蔵おおくら派、印西いんざい派、ことごとく日置流より出て居るという。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)