“隕星”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんせい80.0%
ゐんせい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この報告によれば、蜘蛛火は隕星いんせいなること明らかである。世間のいわゆる怪火は、隕星、電気、燐火りんか等を見て、これに種々の名を下すのが多い。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
いただきを離れた時には一握りの銀末に過ぎない。それが見る見る大きさを増して、隕星いんせいのように白い尾を長く引きながら、音も立てずにまっしぐらに落として来る。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「先生です。」学生は隕星ゐんせいのやうに室内を、滑つて歩きながら、かう云つた。
板ばさみ (新字旧仮名) / オイゲン・チリコフ(著)