“隕石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんせき87.5%
いし4.2%
ゐんせき4.2%
アエロリトス4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本で天火、英国で火竜ファイアドレークと言い、大きな隕石いんせきが飛びえるのだ。その他支那で亢宿こうしゅくを亢金竜と呼ぶなど、星を竜蛇と見立てたが多い。
俺はいわしのようなヒョロヒョロの星やめだかのような黒い隕石いしはみんなパクパクんでしまうんだ。
双子の星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
後者は少くも星の代りに隕石ゐんせきを与へる。前者は蛍を見ても星だと思ふだらう。素質、教育、その他の点から、僕が常に戒心するのは、この誤つた形式偏重論者の喝采などに浮かされない事だ。
芸術その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「うむ、これは困った。……一口に言えば、今度の件は、『隕石アエロリトス』の仕業なんだ。これだけ言ったら思い当るところがあるだろう」
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)