“どぶつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
土袋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つたが、土袋どぶつ細君さいくんださうです。土地とち豪農がうのう何某なにがしが、内證ないしよう逼迫ひつぱくした華族くわぞく令孃れいぢやう金子かねにかへてめとつたとひます。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
姿すがたが、みづながれて、やなぎみどり姿見すがたみにして、ぽつとうつつたやうに、ひとかげらしいものが、みづむかうに、きしやなぎ薄墨色うすずみいろつてる……あるひまた……此處こゝ土袋どぶつ同一おなじやうなをとこ
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんと、棕櫚しゆろのみところに、一人ひとりちひさい、めじりほゝ垂下たれさがつた、青膨あをぶくれの、土袋どぶつで、肥張でつぷり五十ごじふ恰好かつかうの、頤鬚あごひげはやした、をとこつてるぢやありませんか。なにものともれない。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)