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どうばら
夫の
敵覺えたかと
云さま彼の
懷劍を
胴腹へ
突込しかば
平四郎はアツト
聲立仰向に
倒れ七
轉八
倒なす
故隣の
座敷は源八
歌浦なれば
此聲に
驚き
馳來るを
といって、
例の
強い
弓に
長い
矢をつがえて、まっ
先に
進んだ大きな
船の
胴腹をめがけて
矢を
射込みました。
工事中土瓦のもり
上つた
海邊橋を、
小山の
如く
乘り
來る
電車は、なだれを
急に、
胴腹を
欄干に、
殆ど
横倒しに
傾いて、
橋詰の
右に
立つた
私たちの
横面をはね
飛ばしさうに、ぐわんと
行く
時