“つきめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舂女66.7%
月目33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかくに是に由(よ)って、且つ糯米の利用によって、粢(しとぎ)で物の姿を作る必要は半減した。従うてまた手杵と舂女(つきめ)とはまったく閑(ひま)になったのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
諸王、諸臣、及び天下の百姓、悉(ことごと)に長老(おきな)は愛児を失ふが如(ごと)く、塩酢之昧(あぢはひ)口に在れども嘗(な)めず、少幼者(わかき)は慈(う)める父母(かぞ)を亡(うしな)ふが如くて、哭(な)き泣(いさ)つる声、行路(みち)に満てり、乃(すなは)ち耕夫(たがやすもの)は耜(すき)を止め、舂女(つきめ)は杵(きおと)せず。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
神代の記録の中にも、すでに葬式の日に舂女(つきめ)が働いたことが見えているが、その風は今でも田舎(いなか)にはなお残っている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
たとえば舂女(つきめ)はもと籾(もみ)から米にする作業にまで関与しておった。三本の手杵(てぎね)で調子を取り唄(うた)を歌って、儀式の日の米を精(しら)げ、それをさらに小搗(こづ)いて粉にはたくのも、彼女らの手わざであった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これですっかり安心(あんしん)して、嬉(うれ)しそうにしているうちに、九月(つき)が過(す)ぎて、十月目(つきめ)になって、女(おんな)は雪(ゆき)のように白(しろ)く、血(ち)のように赤(あか)い小児(こども)を生(う)みました。
六月目(つきめ)が過(す)ぎると、杜松(ねず)の実(み)は堅(かた)く、肉(にく)づいて来(き)ましたが、女(おんな)はただ静(じっ)として居(い)ました。七月(つき)になると、女(おんな)は杜松(ねず)の実(み)を落(おと)して、しきりに食(た)べました。