“粢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しとぎ60.0%
シトギ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日山に入らず、明日山に入らずとも、幸ひ持ちし割子を、一神の君に参らせん。かしきのうごく、白きしとぎの物をきこしめせとてさゝげ奉る。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しとぎ祝ふて下されにけり 素男
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
餅・シトギ・握り飯・餡流し飯・小豆米、色々と村の供物の伝承は、分れて行つた。正月に餅つかぬ家や村などがあり、歳晩の一夜を眠らぬ風も行はれた。
かうした神を祀る処は歳棚で、歳棚の供物には、鏡餅・シトギ・握り飯等があるが、皆魂の象徴であつたのだ。其数は、平年には十二、閏年には十三である。
鬼の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)