“ちうしんてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中心點50.0%
中心点50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞはるかへだつた村落むら木立こだちこずゑからのぼ炊煙すゐえんえたつめたいそらひこまれてるのみで、ちひさなふね中心點ちうしんてんをなして勘次かんじには一つもうごものなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
各自かくじ直上ちよくじやう中心點ちうしんてんにしてそらゑがいた輪郭外りんくわくぐわいよこにそれからなゝめえるひろとほそら黄褐色くわうかつしよくきりごとほこりためたゞほのほかれたやうである。卯平うへい自分じぶん小屋こやすぼめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
けれどわたし如何どういふものか、それさはつてすこしもなく、たゞはじ喰出はみだした、一すぢ背負揚しよいあげ、それがわたし不安ふあん中心点ちうしんてんであつた。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)