“すりこぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擂粉木33.9%
擂木21.4%
摺子木12.5%
摺古木12.5%
摺粉木7.1%
摺小木5.4%
摺木3.6%
擂古木1.8%
檑木1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御存じとは思いますが、川越喜多院には、擂粉木立掛けて置かないと云う仕来りがあります。縦にして置くと変事がある。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
台所へ行って擂木で出来るだけその凹みを直し、妻に見つかって詰問されるのを避ける準備をして置かねばならなかった。
子をつれて (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
いきなり後足で砂をるようなどろんだ、だがなあお笛、天道さまは見とおしだ、百日余り足を摺子木にしたお蔭で、ようやくこことつきとめて来た、お笛
明暗嫁問答 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
悪口くのに、(猿曳め、)と云ったが、それで分った。けずり廻しとか、摺古木とか、めとかいう事だろう。大阪では(猿曳)と怒鳴るのかと思ったが。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一日がかりで尋ね廻ったことがありましたっけが、二人ともくたびれ切って足を摺粉木のようにしながら、それからそれへと何処までも品物をりに行きます。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ナニ三俵ポツチでもつて摺小木でもしてきませう。「可笑しいな、にでもされたやうで。金「ナニやアしませぬ。「ぢやア何分むよ。金「へいしうがす。「お何所だい。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
摺木に足が生えたり、障子が口を開けたり、時ならぬ月がでなどするが、例えば雪の一片ごとに不思議の形があるようなもので、いずれも睡眠に世を隔つ、夜の形の断片らしい。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこには、もう蝋鉢と擂古木と消炭の壺とが、誠吉によって用意されていた。二人は先ず硝石を擂り、次に硫黄を擂った。擂られた硝石と硫黄とはべつべつの紙に包まれて、大事に石の上に置かれた。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
臺所へ行つて檑木で出來るだけその凹みを直し、妻に見つかつて詰問されるのを避ける準備をして置かねばならなかつた。
子をつれて (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)