“摺小木”の読み方と例文
読み方割合
すりこぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その下に摺鉢すりばち仰向あおむけに置かれて、摺鉢の中には小桶の尻が吾輩の方を向いている。大根卸し、摺小木すりこぎが並んでけてあるかたわらに火消壺だけが悄然しょうぜんひかえている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ナニ三俵さんだらポツチでもかぶつて摺小木すりこぎでもしてきませう。「可笑をかしいな、きつねにでもばかされたやうで。金「ナニかまやアしませぬ。「ぢやア何分なにぶんたのむよ。金「へいよろしうがす。「おてら何所どこだい。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
摺小木すりこぎの細工もはてず冬籠ふゆごもり 蘆文
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)