“擂木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すりこぎ92.3%
すりぎ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キノヲのヲは男の意で、臼を女と見立てての至って粗野なる異名であった。是と同じ思想は、今では擂鉢すりばち擂木すりこぎとが承け継いでいる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
台所へ行って擂木すりこぎで出来るだけその凹みを直し、妻に見つかって詰問されるのを避ける準備をして置かねばならなかった。
子をつれて (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
足が擂木すりぎだったのはその老女の方で、大師はその罪の跡をかくすべく雪を降らせて下さったように、語られている土地も多いが、それにもなお隣の田の稲架とうかから
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)