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摺粉木
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すりこぎ
ふりがな文庫
“
摺粉木
(
すりこぎ
)” の例文
戌
(
いぬ
)
の下刻になった時、九郎右衛門は文吉に言った。「さあ、これから捜しに出るのだ。見附けるまでは足を
摺粉木
(
すりこぎ
)
にして歩くぞ」
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
一日がかりで尋ね廻ったことがありましたっけが、二人ともくたびれ切って足を
摺粉木
(
すりこぎ
)
のようにしながら、それからそれへと何処までも品物を
漁
(
あさ
)
りに行きます。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
牛の脊中へ赤い紙片を貼付け、
尻尾
(
しっぽ
)
に
摺粉木
(
すりこぎ
)
を一本縛り付けて
野良
(
のら
)
へ出しておく。
重兵衛さんの一家
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ねえ旦那、いまも親方に頼んでいるところだが、後生ですからきょうだけ仕事を休ませておくんなさい。足を
摺粉木
(
すりこぎ
)
にしても、野郎をつかまえ出して、この仕返しをしてくれなくっちゃならねえ
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“摺粉”で始まる語句
摺粉