“じどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兒童25.0%
侍童25.0%
自働18.8%
侍僮6.3%
児童6.3%
地洞6.3%
寺僮6.3%
慈童6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此校舍このこうしや木造二階建もくぞうにかいだてであつたが、地震ぢしんのために中央部ちゆうおうぶ階下かいかまで崩壞ほうかいし、可憐かれん兒童じどう二名程にめいほど壓殺あつさつしたのであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「知ってるさ。こう見えても、人里の草刈り小僧とはわけが違う。老大仙に仕えている侍童じどうだもの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
坂を下り切ったところに、お煎餅屋せんべいやがある。その店に二台ばかり、お菓子の自働じどう販売器があった。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
石崇せきそういはく、うらむることなかれとすなは侍僮じどうめいじて、おなじほどの珊瑚さんご六七株ろくしちしゆいだしてつぐのかへしき。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
騎馬巡査きばじゅんさが町をねり歩いては、戸締とじまりをげんじゅうにするよう、家々によびかけた。小学校は午後三時には授業じゅぎょうをうち切って、児童じどう帰宅きたくさせた。
かの第六天篠塚稲荷の地洞じどうに左膳とともに一夜を明かしたのち左膳はそのまま、お藤の盗って来た坤竜を引っつかんで、まんじともえ降雪ゆきのなかを飛び出して行ったきり、ふたたび
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
さてこの石棺は歴山アレキサンドル大帝の遺骸ををさむといふ。公子。何とかいふ、歴山大帝のむくろこゝにありとや。ジエンナロ、我が聞きしはしかなりき、さにはあらずや、と寺僮じどうを顧みれば、まことに仰の如しと答ふ。
周の穆王ぼくおうが美少年慈童じどうの、紅玉を薄紙で包んだような、玲瓏れいろうとした容貌を眺めた時、後室三千の美姫びき麗人れいじんが、あくたのように見えたということである。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)