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侍童
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じどう
ふりがな文庫
“
侍童
(
じどう
)” の例文
左に太い幹をもつは
楊柳
(
ようりゅう
)
。下には流るる河、上には浮かぶ雲。水に建つ
庵
(
いおり
)
の中には囲碁を挿む二人の翁。右には
侍童
(
じどう
)
が茶を
煎
(
せん
)
じる。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
「知ってるさ。こう見えても、人里の草刈り小僧とはわけが違う。老大仙に仕えている
侍童
(
じどう
)
だもの」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
侍童
(
じどう
)
の頃より、弁ノ殿に長く仕えてまいった
雑色
(
ぞうしき
)
の菊王にござりまする」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あなたは
狩猟
(
かり
)
いでたち、菊王という
侍童
(
じどう
)
を連れ、船中、ひたすら御書見だったが、そのうち乗合いの
雑人輩
(
ぞうにんばら
)
の
世事話
(
せじばなし
)
に興じられて、彼らと共に酒汲み交わしなどなされ、いと面白げにおわしたが。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もし、
侍童
(
じどう
)
さん。お師匠さまは、いつもの松鶴軒ですか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“侍童”の意味
《名詞》
貴人の側近くに仕えるこども。
(出典:Wiktionary)
侍
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
童
常用漢字
小3
部首:⽴
12画
“侍”で始まる語句
侍
侍女
侍者
侍従
侍座
侍所
侍坐
侍士
侍医
侍側