“さいゑん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
菜園57.1%
才媛28.6%
再縁14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけれたあたまつめたい空氣くうきさらして、わざと菜園さいゑんまでりてつた。さうして、其所そこがけよこつたおほきなあな見出みいだした。宗助そうすけ少時しばらく其前そのまへつて、くらおくはうながめてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
信子は女子大学にゐた時から、才媛さいゑんの名声をになつてゐた。彼女が早晩作家として文壇に打つて出る事は、ほとんど誰も疑はなかつた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
よしりたりとも再縁さいゑんするひとさへにはおほし、何處どこはゞかりのあることならねばとて説諭せつゆせしに、おそのにこやかにわらひて口先くちさき約束やくそくくにとかれもせん、まことあいなきちぎりはてヽ再縁さいゑんするひとあるべし
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)