“けんぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見分37.1%
検分34.3%
見聞22.9%
建文2.9%
間分2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見たところ、御料林を見分(けんぶん)に来た県庁のお役人か、悪くいえば地方行商の薬売りか、まずそんなところであろうと重兵衛はひそかに値踏みをした。
木曽の旅人 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
警官が聞きこんで、その鞄を検分(けんぶん)に来た。彼は東京からの指令(しれい)を憶(おぼ)えていたので、早速(さっそく)「それらしきもの漂着す」と無電を打った。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
自分(じぶん)について来(く)れば判(わか)る。汝(そなた)は折角(せっかく)修行(しゅぎょう)の為(た)めにここへ寄越(よこ)されているのであるから、この際(さい)できる丈(だけ)何彼(なにか)を見聞(けんぶん)して置(お)くがよいであろう……。
呉江(ごこう)の邑丞(ゆうじょう)鞏徳(きょうとく)、蘇州府(そしゅうふ)の命を以て史彬が家に至り、官を奪い、且(かつ)曰く、聞く君が家建文(けんぶん)皇帝をかしずくと。彬(ひん)驚いて曰く、全く其(その)事(こと)無しと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
明(みん)の建文(けんぶん)皇帝は実に太祖(たいそ)高(こう)皇帝に継(つ)いで位に即(つ)きたまえり。時に洪武(こうぶ)三十一年閏(うるう)五月なり。すなわち詔(みことのり)して明年を建文元年としたまいぬ。御代(みよ)しろしめすことは正(まさ)しく五歳にわたりたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
呼んで境界ぎりぎりに削り取るんだ。でないと裁判沙汰になるし、法律では幅一尺の十五間分(けんぶん)の、つまりその三十年間の地代も払わなければならなくなる、やはり離れを毀(こわ)すことになるんだ。
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)