“みきき”の漢字の書き方と例文
語句割合
見聞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、人々が見聞みききしたうわさを持って町の方へながれて行くと、その間を、例の六波羅わっぱが、しきりと、小賢こざかしい眼をして、罪をいであるく。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たびたび見聞みききした麻酔死の場合なども予想しました。その際、私の眼が常のごとく鋭敏でなく、手先が不確ふたしかであったのも、実に已むを得ないことなのです。
麻酔剤 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
見聞みききが狭い、知らないんだよ。土地の人は——そういう私だって、近頃まで、つい気がつかずに居たんだがね。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)