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くわつとうし
活東子は
鼻を
蠢めかして『いや、
之は、
埴輪よりずツと
古い
時代の
遺物です。
石器時代の
土器の
破片です』と
説明した。
書齋の
額をねだつた
時、
紅葉先生が、
活東子のために(
春星池)と
題されたのを
覺えて
居る。……
春星池活東、
活東は
蝌蚪にして、
字義(オタマジヤクシ)ださうである。
初めて
萱原に
分入つた
時に
居た
活東子は
死んだ。
望蜀生は
如何したのか、
寄りつきも
仕ない。
狹衣子は
役者に
成つて、あの
泥を
渫つた
手でお
白粉を
解きつゝあり。
二人宛四
方から
進んで、
穴に
籠る
幻子を
包圍攻撃して
遣らうといふので、それ/\に
手配りしたが、
活東子が
不間を
遣つて、
却つて
幻花子の
方から
突貫し
來つたのであつた。
活東子がゴホン/\
咳をしながら、
赤土の
下まで
掘入つて、
何も
出ないと
零したのも
其頃。