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えいゑん
其事、お
前と
母とは、
之が
永遠の
別となるかも
知れませんが、
幸ひにお
前の
生命が
助つたなら、
之から
世に
立つ
時に、
始終其言葉を
忘れず、
誠實の
人とならねばなりませんよ。
(三
人でしたがその
一人は
此の
現實の
世界にでて
僅に三
日、
日光にも
觸れないですぐまた
永遠の
郷土にかへつて
行きました)
勿論、
天眞な
子ども
達に
對しては
耻しいことばかりの
ささげ
畑では、ささげが
繊い
細いあるかないかの
銀線の、
否、むづかしくいふなら、
永遠を
刹那に
生きてもききたいやうな
音のでる
樂器に、その
聲をあはせて、
頻に
小唄をうたつてゐました。